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トイレのリフォームDIY

トイレと脱衣所の間の壁を取り払って便器を交換するなど、大掛かりなリフォームも考えた。でも、DIY初心者としては最初の挑戦にあまり手間をかけず、最低限の労力でできる範囲に絞ることにした。

ビフォー

アフター

壁のリフォーム

まずは壁から手をつけた。この壁は「繊維壁」と呼ばれるもので、実物を見るのは初めてだった。
モルタルの上に繊維が糊付けされている構造で、黄ばみや匂いが染み込んでおり、不気味な雰囲気が漂っていた。

繊維壁自体は濡らして雑巾などでこすれば簡単に剥がせたが、模様として付いている黒い帯のようなものがなかなか取れず、苦労した。

換気扇の導入

このトイレには換気口があったが、空気の入れ替えには適さないため換気扇をつけることにした。排気口を取り外すと長方形の穴が空いており、そこに換気扇のパイプが入る穴を空けた木の板をビス止めして取り付けた。

トイレタンクの掃除

トイレタンクの黒ずみは、100均で買った多目的クレンザーを使ってひたすら擦ったところ、かなり綺麗になった。

天井の修復

天井は「ジプトーン」という40年前によく使われていた素材だった。これは増築部分全体で使われているものらしい。

天井の穴や傷は、練らずに使える「リフォームパテ」を使って埋めた。パテを3度塗りしたものの、完成度はあまり高くなく、少し凹凸が目立ってしまった。

ペンキ塗り

繊維壁を剥がした後のモルタルの壁と、パテで埋めた天井にシーラーを塗り、その上から白いペンキを3度塗りした。

今回学んだのは、内装の仕上がりは下処理がすべてということ。パテで表面を平らにしないと、ペンキを塗っても仕上がりが粗く見えてしまう。モルタルのひび割れもペンキで埋まるだろうと甘く見ていたが、やはりパテでしっかり補修するべきだったと反省。

タイルと床の処理

タイルにはミッチャクロンを塗り、その上からペンキを3度塗りした。ただ、下地処理が甘かったせいか、よく見るとピンク色の下地が透けている箇所がある。

床のタイルは掃除だけして、その上にクッションフロアを貼った。便器を取り外さずに施工したため、便器の形に合わせて切り抜く作業が難しかった。

クッションフロアはホームセンターで2mを3,500円ほどで購入したと記憶している。

全体の感想

初めてのDIYリフォームということで妥協点は多かったが、自己評価としては60点くらい。次にトイレをリフォームするときは、壁も天井も便器もすべて取り払って、一から完璧に仕上げたい。