マクロ栄養管理
マクロ栄養素は、人間の身体がエネルギーを得て、健康を維持するために必要な栄養素。
タンパク質、脂肪、炭水化物の3つに大別され、身体の成長、修復、エネルギー源としての機能を持ち、適切なバランスで摂取することが健康的な食生活には不可欠である。
タンパク質(Protein)
タンパク質は筋肉の構築や修復、酵素やホルモンの生成、免疫機能のサポートに重要な役割を果たす。タンパク質が多く含まれている食品は肉、魚、卵、乳製品、豆腐や大豆製品など。
日本語では一般的に栄養素自体のことは「タンパク質」、タンパク質を効率よく摂取できる栄養補給ドリンクのことは「プロテイン」という。
脂肪(Fat)
脂肪はエネルギーの密度が高く、体内での長期エネルギー貯蔵、細胞膜の構成、ホルモンの合成に必要だ。飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸(オメガ3、オメガ6)、トランス脂肪酸など、種類によって体への影響が異なる。
健康を維持するためには、魚に多く含まれている不飽和脂肪酸を中心に適切な量を摂取し、トランス脂肪酸の摂取は避けることが重要である。
炭水化物(Carbohydrate)
炭水化物は主要なエネルギー源として機能し、糖質(シンプルな炭水化物)と繊維質(複雑な炭水化物)に分けられる。
全粒穀物、果物、野菜、豆類などに含まれる繊維質は消化に時間がかかり、血糖値の急上昇を防ぎ、満腹感を長く保つのに役立つ。
摂取の割合
摂取すべきPFCの割合は性別、年齢、身長、体重などにより異なるが、カロリー収支管理のページでも紹介している「あすけん」や「MyFitnessPal」で理想の割合を教えてくれる。
個人的には下記の割合で摂取することを心がけている。
タンパク質 | 脂肪 | 炭水化物 |
---|---|---|
30% | 20% | 50% |
ただ上記でも触れたように脂肪や炭水化物といっても、トランス脂肪酸や砂糖などは避けるべきであり、良質な不飽和脂肪酸(主に魚)や繊維質の炭水化物(主にオートミール)などを摂るようにしている。